撮った後でピントを合わせるカメラ発売決定、詳細が徐々に明らかに!!

●その名はライトフィールドカメラ

4ヶ月ほど前に紹介したLytroの「撮った後でピントを合わせるカメラ」。正式発売が決定、詳細が発表されました。今、わかっていることを箇条書きにしてみます。

φ まずは概観。写真がこれです。



これがカメラ? どちらかというと望遠鏡のような・・・。

本体に電源ボタン、シャッターボタン、ズームスライダー、1.46型タッチパネル式液晶モニターを備える。電源は内蔵のリチウムイオン充電池。本体サイズは41×41×112mm。重量は214g。ボディは陽極酸化アルミニウムの鏡筒と、シリコンラバーのグリップ部からなるそうです。

この中に最新テクノロジーが詰まっているんだろうな。


φ 原理はよくわかりませんが、再生時にフォーカスを自由に変えれるとの事。

複数のピントの写真を重ね合わせてるのかと思いましたが、そんな単純ではないようです。通常の撮像素子に特殊なマイクロレンズを配したという「Lytro Light Field Sensor」により、色と輝度に加え光線の方向も記録できるとか。表示を2Dと3Dに切り替えられるとしているらしい。



実はLytro は、米・スタンフォード大学で開発された「ライトフィールド・カメラ(Light Field Camera)」のこと。ライトフィールドとは “ある時、ある場所に存在する光の状態をすべて記録した情報” とでも言うべき概念で、専用のライトフィールド・センサーで記録する。

ライトフィールド・センサーの前には無数の小さなレンズが並んでおり、その一つ一つが、その場所に在る光の波長、強さ、方向に関する情報をセンサーに送り、記録される。








φ  センサーの記録解像度は1,100万光線(light rays)。

カメラは筒状で、8倍ズームレンズ(F2.0)を搭載し、1100万本の光線を記録できるセンサーを搭載するとか。


φ ファイル形式は .lfp(Light field picture file)。

再生には対応ソフトが必要。Mac OS X10.6以降に対応する取り込み・処理用ソフトが付属、Windows用も開発中としている。本体のタッチパネル式液晶モニターおよびインターネットに接続したパソコン、スマートフォンタブレット端末でも再生は可能。


φ 2012年初頭から米国限定で出荷を開始。

カメラは内蔵メモリーの容量により2モデルを用意。16GBのRed Hot(750枚記録可能、499ドル)、8GBのGraphiteおよびElectric Blue(350枚記録可能、399ドル)。8Gバイトモデルは350枚、16Gバイトモデルは750枚を記録できるとしている。

5万円ならなんとか買えるかも。


φ 紹介動画をいくつか貼っておきます。


《今回買ったもの》

なし

《今回買いたくなったもの》

まだ買えないらしい。 (==;