ついにここまで!Σ( ̄ロ ̄lll)  シャッターチャンス捏造アプリ

● ちょっと前に紹介したワンタップで写真に写った邪魔物を除去出来るアプリ。同じScalado社からまた面白いアプリが発表になりました。
いつもの通り、まずはプロモーション動画をご覧下さい。これって、シャッターチャンスの捏造?

● みんな揃って記念撮影、よくあるシチュエーションです。でも、人数が多くなればなるほど難しくなるシャッターチャンス。それを解消するのがこのアプリです。
うまく撮影できなかったら


〜ダメダメ写真〜
まず奥さんにフォーカスをあてて、


〜奥さんを笑顔に変更〜
笑顔に切替。


〜お母さんも笑顔に変更〜
お母さんも笑顔に。


〜旦那さんも笑顔に変更〜
旦那さんも笑顔に。


〜赤ちゃんだって笑顔に変更〜
赤ちゃんも笑顔に。これで完成。


〜みんな笑顔〜

出来上がったこの写真。みんな笑顔で素敵な写真に。一生の思い出になるでしょう。
でも代わりに失ってしまったものもあるような。それは真実味。なにしろ全員笑顔だった瞬間は、本当はなかったのですから。

● これはフィルムからデジカメになった時からの写真の宿命です。フィルム時代から合成という技術がありました。でもそれがデジタルになって飛躍的に進化。よりそれらしく、より手軽に。無いものをあるように見せるSFXは映画やテレビに溢れています。

きっとフィルムの写真だったら、みんなもう少し緊張。はいチーズで、揃った笑顔。だけど赤ちゃんだけは、何かものを取ろうとして他を見てる…。この時、XXはまだ小さかったからねぇ〜。そんな写真になったでしょう。

それが後から手軽に修正可能。簡単に直せる技術は凄いですが、技術が凄くなればなるほど、一枚一枚の写真の有り難みが無くなっていくような気がします。昔、映画でスタントマンが命懸けで撮ったシーンや大勢のエキストラが1日かけて撮った絵が、今はパソコンのモニター上で珈琲飲みながら加工されるように。

これって簡単に撮れるんよね。やがて本当に苦労して撮った写真を見ても、加工したものとしてしか、認識できなくなっちゃうんじゃないかな。寂しいことです。